先週末の金曜日、急に襲われた思いつかぬ忙しさに結果は散々。提供遅れやミスの連続に加え、目に見えないスタッフ間の衝突までが起きた。店をやっていて、こういう状況は本当に辛い。
祈って、考えて、悩んで、決心して、その結果、、、、
翌日の土曜日のディナーに2ヶ月ぶり自分がメイン寿司ポジションに立つことにした。突然、夕方に僕が店に現れて、スタッフ間は戸惑っていた。でも、どこかほっとしたような顔つきのスタッフも。嬉しそうな顔も。
空気抜き(ムードの入れ替え)が僕の目的だった。案の定、皆も楽しそうだった。同時に現場で感じ取ったことによって、僕の中で立てていた問題の仮説が間違っていないことに確信得た。
問題はジェットコースターのように来ていたこの2ヶ月間、体制がどんどん変化して決まり事が曖昧になっていたまま、スピードは緩めるところかどんどん加速していた。そして、リーダー額が責任を背負い過ぎていて、息詰まりが見え隠れして全体の回転を鈍らせていた。
原因が分かれば解決に向けて実行を移すのみだ。週初めに関連スタッフを集め、新体制を発表。その名も「運営管理フラット化」。もちろん、トヨタとかテスラのパクリだ。要は少人数の管理者に責任を背負わせ過ぎないこと。パクリでもなんでも効果あれば良し。
そして、そして、新体制で望んだ今週の金曜日、なんとお見事に流れたではないか。さらに数々の新記録も叩き出した。
問題が問題ではない。問題を放って置くのが問題だ。

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