Kojoの日常

営業事故

KOJOでは「高いクオリティーのものを速く提供する」と言うのがコンセプトのひとつにある。オーダーされてから10分経過するとDUと呼ばれる担当から、キッチンまたは寿司シェフにワーニングが行く。さらに15分経過するとDUからサービスリーダーに声かけして、カバーを要請する。サービスリーダーはお客様にお詫びと同時に無料ドリンクなどをオファーする。場合によってはギフトカードを渡すこともある。

昨日、本店において昼間の売上は予算内であった為、夜は特に警戒していなかった。ところが夕方4時をすぎるとオンラインオーダー、電話オーダー、さらに来店客のテイクアウトが続き、まさに週末状態。4月1日から抜擢されたKOTA店長は最大限に努力したが、30分遅れのサービス提供もあったりで、弊社で呼ぶ「事故」と言う結果になってしまった。

スタッフ一同はもちろん、これを重く受け止めている。KOJOのこだわりとプライドにダメージを与えたからだ。

今朝早くに KOTA店長と会議。弊社では反省会とは呼ばない。反省したところで改善に繋がらなければ、なんの意味もないからだ。会議では個人の反省は不要と言うのが暗黙のルール。

話は簡単だった。オンラインオーダーや電話も途中から止めたが、それでもパンクしてしまった。原因は4時台に忙しくなり始め、リーダーである店長がスタッフの技量を把握し切れていなかったので、工場スタッフへのヘルプ要請をしないまま、突っ走ってしまったのだった。半分泣きそうになりながら報告する彼の姿に僕は心を打たれた。真剣そのものだった。

事故は問題ではない。事をそのまま曖昧にする事が問題なのだ。KOJOの素晴らしいところは問題を常に社員全員にオープンにすることで、一つ一つの失敗から、皆で学び成長していくことだ。

僕らの打開策案は店舗での売上レンジを定め、キャパオーバーした分をセントラルキッチンでカバーをすると言うものだ。そうする事で生産能力を分散し従業員の負担軽減になると見込んだ。

失敗は、必ずしも悪いものではない。今日の失敗によって、またKOJOの新しい1ページが始まる。。

不明 のアバター

紹介 Tatsuo Kan

人生って、自分は何が好きで何によって喜びを得られるのか、それを探し求めるところに価値がある。 試行錯誤し、やっとの思いで積み上げた人生に真の重みがある。 重みを得るにはやはり最大限の素直さと勇気(決断)と本気が問われる。 その重みを差し出して誰かの為に用いてもらおうと手放せた時、 重みは本物の重みとなり愛と奇跡に変わる。

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