KOJOの素晴らしいところの一つは問題を問題として積んで置かないことだ。先日のブログに書いた社内人事問題について、僕はこの数日間かけて解決策を練って来た。定休日月曜日の今日、3週連続の社員緊急会議を開いた。
コロナの影響で、あるスタッフにはEIを取ってもらったり、あるスタッフには大幅勤務時間を減らしたりしてきた。それを全員ある程度平等にするために、復職希望のスタッフを戻し、新たな体制のスタートを試みる事にした。
まずは大きな人事異動。個々の部署(2店舗、セントラルキッチン、倉庫)に必要なマンパワーを再計算しスタッフの組み換えを行った。そして、現状の時給(カナダは社員であっても時給制度が多い)を減らす事なく、その変わり勤務時間を最長で8時間とし、残業を認めない形にした。これによって多くのスタッフを維持することが出来、個々の最低限の生活費を確保できればと願う。
又、ボーナス制度を設け、もっと稼ぎたいスタッフには店長、副店長、管理職という道で歩合(ボーナス)を得やすくするため設定値をさげた。昇格降格の基準も設けた。
日本人の悪い癖いで長時間働くことで自己満足する人が多い。もっと最悪なのは、彼らはそれが自己満足であることに気づかないことだ。長時間労働は疲労に加えリフレッシュしたマインドをキープすることが難しく、判断能力の低下や、心の余裕がなくなるなど良いことは無い。効率は絶対に下がる。そう言うスタッフに問いかけると必ず返ってくる答えが「僕は体力があるから大丈夫。」とか「長時間労働でスピードが落ちたと思わない。」しまいには決まって「仕方がない。」と言う思いがどこかに出てくる。魚が水の中で一生を過ごしているから濡れていることが分からないように、人間は自分自身に気付くのは一番難しいことなのかも知れない。自身自身に自信を持つも大事だが、疑う事も同じぐらい大事なのかも知れない。
ピンチは意外とすべて悪いとは言えない。今回の改革とも言える給与体制の変更や新しい働き方は、我が社の今後の大きな礎になる事だろう。

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