僕は定義づけるのが好き。定義内容は多くて3つ以内にまとめるようにしている。僕がなぜ会社をやっているか?
① スタッフの成長
2017年に KOJOをオープンした時には基本1人でやっていくつもりだった。が、人を雇わざるを得ない繁盛店になり、一緒に働く一人ひとりの若いスタッフが乾いたスポンジのように僕の考えや良しとしているものを吸収してくれた。店は生活のための金を稼ぐツールと思っていたが、彼らの成長を見るのが大きな喜びとなった。
② 多くの人に理想の職場を提供
お金を稼ぐ場所はいくらでもある。でも、納得して「ここが楽しい、ここでやっていきたい」と言う場所(会社、店)は意外と見つからないもの。僕はそれを提供していきたい。フェアで一目瞭然な給与システムや報酬体制はもちろんのこと、リーダの教育はもっと大切。と言うのは、会社が抱える理念が素晴らしく皆に納得されていても、実際現場で仕切るリーダにその理念に沿った資質がなかったら台無しである。リーダー育成がキーであることは言うまでもない。
③ 僕がパッションを持っていること(貢献出来ているという実感)
パッションを持てない時の話をすると分かりやすい。極端に言えば会社が混沌状態で誰もハッピーじゃ無い。そんな時はきっとパッションは落ちる。なんのために会社をやって来たのかと自分に問いかけるだろう。僕のパッションは会社の状態を測るバロメイターかもしれない。さらに言えば、僕がそのパッションを持てている時は、会社の存在によって何かに貢献できていると感じている状態だ。
大小違いがあるにせよ、群れをまとめると言うのは簡単じゃない。目標も見据えながら向かって行く勢いは必要。同時に群れの力量も把握しておかなくてはならない。ズームとロングのカメラワークのように両方の視点を持てずにして成り立たない。厳しく言わなくてはならない時もあれば、良いところを伸ばしたり励ましたりしていくことも大切だ。簡単のようで継続するのはなんとも難しい。それが「未来は生き残ったものが苦悩を背負いながらも創っていくもの」ってやつかもしれない。

0 comments on “なぜ会社経営か?”